最近、出かけるときにギリシャで買ったEvil Eyeのブレスレットをお守り代わりにつけている。価格は2000円くらいで豪華なものでは決してないのだけれど、邪視を避けるための目、というEvil Eyeの概念が好きになった。もうちょっと良いやつを買ってもよかったかなと思う。こんなふうに思うのはかなり珍しい。旅先で「あれも買えばよかった〜」なんて思うことはほとんどなく、逆に買いすぎないように気をつけているくらいだから。今度トルコ雑貨屋にでも行ってみようかなと思う。ギリシャやトルコ、地中海近辺の国で信仰されている概念らしい。慣れないとちょっと怖いけれど、現地では当たり前のように店の軒先などに連なっている。
夕方、日傘を差して外に出たら風で飛ばされそうになった。風があるのはありがたいことだと思う。本当に暑い。もちろん、ドバイやギリシャに比べたらマシなんだろうけれど、実際人が倒れているくらいなのでやはり異常だと思う。私も油断せずに過ごさねば……。咳のせいでほとんど外に出る用事がないのでそれが幸い。咳よ、いつになったら落ち着いてくれるのだ。この咳のせいで大事な用事がストップしてしまっている。
一方、読書がはかどる。今読んでいるのは友人が書いた日記の本。コロナ真っ只中の頃が思い出されて、あの頃はこういうことでモヤモヤしていたな、この人もこういう思いを抱えていたんだなと振り返る。コロナ真っ只中、私はオリンピックが開催されることに心底うんざりしていたし、オリンピックをやるにあたって出てくる不祥事の数は伝説でも作ろうかとしているのかと思うくらいだった。
そして今、日本は万博をやろうとしているらしい。諸外国からパビリオンの申し込みはほとんどない状況で、それでもやるのか?と言いたい。これだけ物価が上がったり、子供の貧困だったり、そういうことが叫ばれてるのにやる価値あるのか。いや〜ないでしょ。中止だ中止。
中止にしたとき、何年かして振り返って、「あのとき万博をやっていれば事態はもっとよくなったはず」みたいなことあるだろうか。いや〜。