生存記録

食べたものや日記を書いています

9月23日 初めてエドワード・ヤンを見た

今夜はエドワード・ヤンの映画を観てきた。

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恋愛時代、とタイトルにはあるものの、恋愛映画とジャンル分けするには惜しいほどのコミカルさ、シニカルさがある。まるで喜劇。登場人物がわらわらと出てきて、みんなおかしいほど人間の駄目なところがにじみでている。それなのに清々しい。観たばかりでまだうまく言い表わせない。

随分と久しぶりに夜の新宿を歩いて新鮮だった。若者たち、スーツ姿でくたびれた顔をした人たち。タバコと酒の匂い。秋の夜らしい涼しさが気持ちよかった。夜の新宿を歩くなんていつぶりだろう。思い出せないくらい前だ。前も映画で、その時は一人だった気がする。今日の映画館は武蔵野館というところで、1階はZARA、他のフロアには美容外科や飲み屋の入る雑居ビルだった。こんなところに映画館があったとは。