生存記録

食べたものや日記を書いています

4月に食べたもの

奥川君のパフェ

納豆パスタ

4月に食べたもの
 
4月14日(金)
季節の変わり目だからか、黄砂が飛び交っているからなのか、曇りがちだからなのか、とりあえず体調がそこまでよくない。よくないと言っても朝食は食べたし洗濯物はしたし、ストレンジャー・シングスのシーズン4の2周目を見終えた。村上春樹の新作も読んでいる。
そういうわけで私の夕食は「具だくさんみそ汁」になった。具だくさんみそ汁ほど私を癒やしてくれるものはない。今日は冷凍していた長ネギと、八百屋で買った豆もやし(1袋88円。値上げしたか?)、小さな冷凍餃子を入れた。青ネギも切っていれた。青ネギが最近どうも好きで買ってしまう。溶いた卵に入れてネギスクランブルエッグにすることもある。
 
別にそれだけでも充分なごちそうなのだけれど、相方が食べたりないかもしれないと思ってつい良さそうな豆腐を買ったりしてしまう。豆腐は美味しかった。チーズも切った。このカマンベールは賞味期限が数日切れていたけれど、それでも美味しい。
 
4月15日(土)
寒い。夕食のメニューが鍋に決まる。具材は昨日買った豆もやしと季節はずれの白菜、冷凍してあったネギ、豆腐、そしてやはり青ネギ。青ネギがこんなに好きになるなんて二十代の自分に言っても信じなかっただろうと思う。当時の私はネギを添え物としてしか見ていなかった。ネギに謝りたい。
そして豚肉。しゃぶしゃぶ用の豚肉は脂身が少なく肉に甘みがあった。〆はうどん。
鍋の出汁は山本ゆりさんがTwitterで書いていた、味噌とめんつゆと鶏ガラを同じ比率で入れたもの。これは鉄板の味になりつつある。それ以外に鍋の味付けで使う調味料といえば鰹か昆布の出汁、醤油くらいだろうか。数ヶ月前に市販の鍋の素を浸かったら塩気が強くてかなりびっくりした。美味しくはあったけれど、強くて普段からは口にしないだろうという感じ。
 
4月16日(日)
友人がポールダンスのショーをするというので渋谷に出向き、帰りにフォーを食べる。
20代の頃だったら渋谷でひとり食事をしていたと思う。私はどんなににぎやかな店でもひとりでワインを飲んでいた。けれど今の私は30代半ばで、なるべく静かなところにいたい。地下鉄の入り口を見つけ次第、さっさと渋谷を離れる。
フォーは最近徒歩圏内で食べられるようになった。もともと好きな食べ物ではあったけれどこの店のおかげでより好きになった。パクチーとレモンが小さな皿で置いてあり、テーブルには調味料が並んでいる。魚醤とチリソース、そして酢にんにく。酢にんにくがフォーをよりさっぱりしてくれるし、魚醤もチリソースも最後のひとすくいまで飽きさせない味にしてくれる。青ネギも入ってるし、優しい味がする。日曜の夜にも営業してくれるのでこれからも重宝すると思う。今夜は店員が客席で夕食をとっていて、より好感を抱いた。
 
4月17日(月)
手羽元を大量に煮込んで参鶏湯を作った。手羽元とネギから灰汁が出るときもあれば出ないときもある。今日はたくさん出る日。浮いてきた灰汁と油をすくいながら一時間ほど煮込む。自分の中の定番料理のひとつ。タンパク質はとれるし体はあたたまる。松の実とクコの実もちゃんと入れる。滋味深くなるための手順というよりはもはやおまじないに近いものがある。
 
4月18日(火)
夜、友人と食事へ。ウイグル料理を食べようとしたら満席だったのでベトナム料理屋へ。はじめてブンボーフエという料理を食べた。もちもちした丸い米の麺に、牛肉の出汁がしっかり効いたスパイスのスープが合ってとても美味しい。牛肉とスパイスだけでこんなに深みのある味になるだろうか?と不思議になるくらい。添え物で初めてベトナムハムというものを食べたけど、これも味わい深い。じめじめした空気で今にも雨が降り出しそうな中、スパイスの効いた食べ物を口にするとスッキリする。
 
4月19日(水)
菊芋を炒めた。菊芋はここ1〜2年で知った野菜で、見た目は生姜とほとんど変わらない。血糖値を抑える働きがあるらしい。しかも生で食べられる。私はしっかり火を通してとろりとした食感にする。
 
4月20日(木)
神宮球場へ。たこ焼きや唐揚げなど定番のものをつまみつつ、ローストビーフ&カルビ丼というガッツリ系の丼に手を出す。極めつけにマンゴーパフェまで食べてしまう。球場に来ると胃袋が一つでは足りなくなる現象はよくある。
最近二軍で登板している奥川くんのパフェを食べた。やや重たい。年を感じる。パフェの上のクッキーは奥川くんのイラスト。似ている。
 
4月21日(金)
暑い。夕食は豚しゃぶにした。そして欠かせないのは味噌汁。汗をかくと水分も塩分も失われるので、暑いときこそ味噌汁を飲むべきだと考えている。そしてこれはかの有名な料理家も言っていた気がするのだけれど、食事というのは具だくさんの味噌汁があればそれだけで充分とよく思う。
 
4月22日(土)
夕食を作る気力がなくなり、タコスをデリバリーする。そこまで元気がないときでも食べれるものといえばタコスとお粥。この2つといっていい。タコスがもっと気軽に作れたらいいのだけれど、ちょうどいいサイズのトルティーヤはなかなか手に入らないし、作るのは骨が折れそうである。
 
4月23日(日)
納豆パスタを作った。納豆パスタは自分で丁寧に作れば少ない材料でもかなり美味しい。山芋はたっぷり、納豆の2〜3倍の量を擦る。青のりは欠かせない。それだけ守れば美味しい納豆パスタが作れる。ちなみに私は納豆は圧倒的に醤油派で、付属のつゆはほとんど使わない。パスタそのものはオリーブオイルと塩、納豆には醤油味がついていれば充分美味しい。今日は温泉卵と刻んだ青ネギをトッピングした。大満足。
 
4月24日(月)
久しぶりに病院でかなり待たされてしまい、お腹がぺこぺこな状態でバーガーキングに飛び込んだ。
この混沌とした世の中でも燦々と輝く美しい事実があり、そのひとつが「焼いた肉は美味い」ということである。つまり焼いた肉を挟んだハンバーガーは最高に美味い。言葉の通じない異国に突然行くことになったとしても近所にバーガーキングがあったらやっていける気がする。
私は大体、アボカドワッパーかクワトロチーズワッパーを頼む。今日はクワトロチーズワッパー。BigBetには挑戦したことがない。
 
4月25日(火)
昼食に弱火で目玉焼きを作る。なぜ弱火かというと換気扇が壊れていて、強火で調理をすると火災報知器が鳴る恐れがあるのだ。
火災報知器なんて切ってしまえばいいじゃないかと思うのだけれど、万が一のことを考えてそれができない。私は気の弱い人間なのだと再認識した。
卵は栄養価が高いので日常的に食べていたのだけれど、とうとう最寄りのスーパーでは10個入パックを280円を超えで売り始め、絶句している。はやく元の価格に戻ってほしい。卵の代わりになるものはない。卵がたくさん余ったからキッシュでも作ろう、なんて考えていた日が懐かしい。
 
4月26日(水)
近所で蕎麦を食べた。ここの蕎麦は圧倒的に美味しいので、一口ひとくち、味も香りも噛みしめる。向かいの席で仕事の話を真剣にしている人が2名。こんな美味しい蕎麦を前にして仕事の話をするなんて気がおかしいとしか思えない。黙って噛みしめる以外に必要なことはない。
 
4月27日(木)
夜ご飯に鶏もも肉を低温調理したものを食べる。味付けはめんつゆと液体塩こうじ。火加減を見ずに済むのて低温調理は楽である。
それに加えてそら豆を茹でた。春も終わりに近づいているのにそら豆を食べていないことを思い出して愕然としたのである。春であることをそもそも体が認識できていなかった気がする。春キャベツも新玉ねぎもそんなに食べていない。そら豆は美味しかったけれど旬の終わりであることを感じさせた。寂しい。
 
4月28日(金)
夕食にあじの開きを食べた。私の住んでいるところでは美味しい干物を売るスーパーがないので、干物はもっぱら生鮮食品ECのサービスを使って手に入れる。まあ都内で立派な干物を置いているスーパーなんてそうない気もするのだけれど……。どうなんだろう?私の住んでいるところだけが見放されていて、ちょっと距離が離れたらみんな美味しい干物を当たり前のように食べているんだろうか。
魚を本気で好きになると環境汚染が深刻な問題になってくる。美しい海を守りましょう。
 
4月29日(土)
低糖質&高タンパクのカップヌードルを食べた。ゆるく(本当にゆるく)低糖質を心がけている私にとっては大変ありがたいインスタント食品。一番好きな味はチリトマト。普通のカップヌードルをここ数年食べていないので正確な比較ができないのだけれど、低糖質だから物足りないと感じたことはない。最近は植物由来の低カロリーのカップ麺も作っているらしく、これからも陰ながら日清を応援したい。低糖質食品はここ数年かなりバリエーション豊かになったものの、味の質や価格ではまだまだ発展の余地があると思う。
夜はオートミールで糖質をコントロールオートミールこそ小さい頃は「圧倒的にまずい」と認識していたものの、大人になってからは別に特段美味しいというものでもないけれど決してまずくはない、という認識に変わった。味覚の変化もありそうだが。
 
4月30日(日)
色々と考え事をしていたら疲れてしまい、夕食はデリバリーピザ。デリバリーピザ!文明に感謝。しかしピザだけで満足できない年齢なので、即席でサラダを作り、常備している自家製サラダチキンを添える。DAZNで野球を見ながら食べるとピザはより美味しい。